最新CPU事情まるわかり
値段から性能までさまざまなCPU。以前はクロック数だけを気にしていればよかったが(いつの話だよ)マルチコアの登場によりコア数も考慮しなくてはならなくなった。そんなCPUの最新事情について説明する。
CPUは現在IntelとAMDがほとんどのシェアを占めている。なのでその2社のCPUについてだけ説明することにする。IntelのCPUにはCore2シリーズとCoreiシリーズの2大シリーズのほかにAtomやPentiumDualCoreなどがある。AMDのCPUはAthlonシリーズとPhenomシリーズがある。いずれも先に示したシリーズが旧シリーズである。性能と価格帯については下の図に示す。
このようにほぼ価格と性能は比例する。ただしAtomは例外でややコストパフォーマンスが悪いが消費電力が低いので維持費という点に関していえばサーバーなどに最適なのだろう。
Intel
現在主力のCore2シリーズはCoreiシリーズに置き換わるだろう。なおCore2シリーズとCoreiシリーズのマザーボードはソケット数が違うため互換性がない。さらにCoreiシリーズでもCorei7 9XXとその他のCoreiシリーズとの互換性もない。
IntelのCPUの移り変わり
4004→4040→8008→8080→8086→80286→80386(i386)→i486→Pentium→PentiumU→Pentium3→Pentium4→PentiumD→CoreDuo→Core2Duo/Core2Quad→Corei7→新Corei7/Corei5→Corei9/Corei7/Corei5/Corei3(?)
AMD
現在の主力はすでにPhenomUシリーズへと移行している。ただしAthlonUが発売されたのでしばらくはAthlonシリーズも続くだろうと予想される。
旧シリーズではSocketAM2、新シリーズではSocketAM3という規格だ。
これからのCPU
モバイル用の高性能CPUの登場が予想される。またAtomの新型がでるとのうわさも。デスクトップ用は現在のi7がクアッドコアをHTでオクタコア化してるので、純粋なオクタコアの登場が予想される。さらに16スレッドCPUがでるかも?どちらにしろこれからはマルチコア化にさらなる拍車がかかるのは間違いない。これから買うならぜひマルチコアCPUにしよう。