車中泊の極意
その名の通り、車中泊とは車の中で寝ることです。ホテルの予約が取れない・予算上ホテルに泊まる金がないなどの理由から行われることがあります。当然普通にホテルにとまるよりも、窮屈でいろいろと制約もあります。そんな車中泊の魅力をお伝えするとともに、車中泊をいかに快適にするかについての記事を書きたいと思います。
車中泊の魅力
車中泊の魅力それは、無料で寝れる場所を確保できることとどこでも寝られることです。さすがに道路上に車を止めて寝るのはいけませんが、駐車場があればそこで寝ることができます。またホテルと違って、チェックイン・チェックアウトの時間を気にする必要もありません。気軽に寝られるのが車中泊の魅力です。
車中泊の場所
場所を考えずに車を一晩泊めてしまっては迷惑です。なので場所をよく考えましょう。
道の駅
道の駅の駐車場は、24時間開放されています。トラックドライバーの方が仮眠をとる場合もあります。自動販売機やトイレがあるため、車中泊が快適になります。ただし売店はたいていのところは24時間営業ではないので注意です。
サービスエリア
高速道路のサービスエリアも絶好の場所です。道の駅と同じく、自販機とトイレが完備されています。また道の駅と比べ売店・レストランの営業時間が長いのもよいです。24時間営業のエリアならなおよいです。ただし料金所を出る際に、係員が来る場合があるのでその場合には「サービスエリアで仮眠してました」などと一言伝えるとよいです。
公園の駐車場
ある程度大きな公園であれば駐車場があるでしょう。そういう規模の公園にはたいていトイレがあります。夜間閉鎖される駐車場もあるので気を付けてください。
フェリーが発着する港
駐車スペースが広いです。また地元ナンバーではない車が長時間止まっているなんてことも当たり前なので目立ちません。売店やトイレなども備えてあるため、車中泊にもってこいです。
国道などにある駐車スペース
国道のわきなどにたまにある駐車スペースもよいです。トラックが多い地域などによくあります。路肩を広げたような感じで、青い標識にPとかかれているのでわかりやすいと思います。一部自販機が置いてある場合があるのでそういうところがよいです。
車中泊をする時に便利な設備・施設
・自動販売機 もちろん朝から水分補給をするためです。のどが渇いた時にはすぐ近くに自販機があるほうが安心です。
・公衆電話 ケータイを持って出かけると思いますが、山奥だと圏外になっていたり充電切れという事態に備えてあったほうがいいかと。
・公衆トイレ トイレも近くにほしいです。用を足す以外にも顔を洗ったりできるからです。
・コンビニ 緊急時にはそこに逃げ込んだり、トイレを借りたり弁当を買ったり足りない道具を買ったりと便利です。近くに1件はほしいですね。
・コインシャワー あまりあちこちにはありませんが、体をあらえなくてもシャワーぐらい浴びたいものです。道の駅にある場所も稀にあります。
・日帰り温泉 九州には結構あちこちにあります。家族風呂にゆっくりつかって、脱衣所は結構広くできてるのでそこでゆっくりできます。
・食事処 やっぱりそのご当地の名物を食べたいもの。道の駅・サービスエリアならほぼ確実に地元名物を味わえます。
・100円ショップ 足りない雑貨やお菓子などを調達できます。市街地を走っているうちに買いものしておきましょう。
素人が真剣に考えた車中泊のアイテム
・毛布 シートを倒した際の段差を埋めたり、寒い場合には羽織ったりそれから枕の代わりに使ったりといろいろできます。薄手のものでいいです。
・充電器 ケータイや音楽プレーヤーなどの車内用充電器があると便利です。電池が切れたら大変ですから。
・寝袋 中に入って寝る以外にも上から掛けたり、丸めて枕にもできます。寝袋に入って寝るのが一番ですが。
・ビニール袋 着替えを入れたりゴミ袋にしたり、車酔いした時に使ったりと意外と使います。5〜6枚は持ってきましょう。
・割りばしと紙皿 食事をとりわける場合や、コンビニで橋をもらい忘れた場合に必須です。これも5〜6個はほしいです。
・懐中電灯 車の車内灯だけでは意外と暗いです。ランタンタイプものもなら◎。LEDを使ったものがおすすめです。
・10徳ナイフ 道の駅で買った果物の皮をむく。なんてときに使います。果物ナイフでもいいですが、コンパクトなのでこちらがよいです。
・お盆 紙コップを載せる場合などに安定します。スーパーやコンビニで買った惣菜を載せるのにも使います。
・耳栓およびアイマスク せっかく寝ててもエンジンふかしっ放しのうるさい車や向かいの車のヘッドライトが車内にそそぐなんてときに便利です。
・カップ麺 最悪の場合にはこれを食べるしかありません。固形燃料及び小型の鍋もあったほうがいいです。ライターもお忘れなく。
・水筒 冬場に自販機で温かいドリンクを買ったらこれに移し替えるべきです。一晩たっても温かいです。ただし物によります。
車中泊をより楽しくするための+αアイテム
・ワンセグ ケータイやカーナビなどによくついてるワンセグは車中泊の時にあったほうがいいかもです。
・FMトランスミッター 車のスピーカーにiPodなどの音が飛ばせます。迫力のある音で聴きたいので持っておいて損はない。
・PSP ゲームに音楽、動画にネットといろいろできる万能マシンです。旅のお供にいいかも。
車中泊の快適なコツ
・車は鉄でできているので、温度差が激しい。あと窓を開けるのは防犯上5cm程度まで。防寒具を多めに持って行ったほうがいいです。
・食事には金をかけること。寝るのが少し不満が残ったら、おいしいものを食べて元気を出しましょう。
・事前に寝る場所の周辺の店などをチェックしておくと、次の日の朝に行動を起こしやすいです
・給油は早めに！市街地から外れると、24時間営業のガソリンスタンドはほとんどありません。慣れない場所ではいつもよりも早めの給油を。
車中泊の際の注意
・住宅地などに止めておくと、怪しまれ職質を受けるかパトカーが来ます。遠隔地のナンバーが止まっていてもおかしくない場所に止めましょう。
・エンジンをかけっぱなしにしない。周りの車にうるさいし、雪などで排気ガスの出口がふさがれたら一酸化炭素が車内に充満します。
・あまりにも完璧に窓ををカーテンなどでふさぐと、自殺と間違えられるそうです。ほどほどにしておきましょう。
・勝手に私有地に止めてはいけません。24時間営業のサービスエリアあたりがはじめは無難だと思います。