今どきの自作PCトレンド

ポイント1 Coreiシリーズの高性能CPU
去年までの主流は、Core2シリーズすなわちLGA775でした。しかし、今年1月のCoreiシリーズのラインナップの大幅増加により、ローエンドからハイエンドまでが出揃いました。これにより、CPUはCore2シリーズからCoreiシリーズに移行され、従来のCore2シリーズはすでに生産が打ち切られ始めています。また、NECやFUJITSUなどの保守的なメーカーもCoreiシリーズへと移行したことから、メインストリーム製品はCoreiシリーズに移行したと見てまず間違いないでしょう。よほどの低価格で組みたいならば別ですが、そうでなければ将来性を考えてCoreiシリーズで組むのがベターです。

ポイント2 SATA3&USB3.0対応のマザーボード
昨年後半ごろから徐々に搭載製品が出始めたSATA3&USB3.0マザーボード。SATA3は、従来のSATA2にくらべて2倍のスピードがでます。現状のHDDでは、SATA2でも十分すぎるほどですが、高速なSSDの普及により主にSSDに採用されると見られています。USB3.0は従来のUSB2.0にくらべてなんと、10倍以上も高速です。いままでの外付けHDDは、いくら高速でもUSB2.0自体の転送速度がボトルネックとなってしまい、さほど速度が出ていませんでした。ところが、USB3.0対応ならばSATA3の速度にも匹敵するほどの高速な速度で、データを転送することができるため非常に快適に使うことができます。SATA3・USB3.0対応マザーボードを買うならばAMD8シリーズの上位のものがおすすめです。これは、チップセットの帯域の問題で、おたがいの帯域やグラフィックボードの帯域を奪い合ってしまうからです。なのでそれがすくないAMD8シリーズの上位モデルがお勧めかと思います。

ポイント3 高クロックのDDR3メモリー
現状では、P55などでも最大でDDR3-1333までのクロックのメモリにしか対応していませんが、安定性という面から考えると、DDR3-1600などクロックの高いメモリを使用するのがよいかと思います。

ポイント4 SSDをCドライブ、HDDをDドライブに
現在、PCの性能は非常に高い水準にあり、そのボトルネックになっているのがストレージです。そのため、高速なSSDが注目されています。しかし、SSDは非常に高価のため、なかなか導入しにくいのも事実。なので、SSDをシステムドライブと割り切って、60GB程度の安価なSSDを導入して、データの保存に、低価格化が進んだ大容量のHDDを利用するハイブリッド方式が双方の欠点をカバーし合えてお勧めです。最近ではほとんどみなくなりましたが、キャッシュのないSSDだとソフトのインストール時などの読込・書込が同時に行われるような場面でフリーズしてしまうことがあるので、HDDよりもかえって遅く感じてしまう場合があります。キャッシュはできれば大容量のものを選んだほうが無難です。

ポイント5 DirectX11対応グラフィックボード
Windows7でサポートされ、その描画のリアルさから、ゲーマーなどを中心に話題のDirectX11。そのすべてを生かすには、DirectX11に対応したグラフィックボードが必要ですが、AMDからは、RADEON HD5000シリーズが昨秋からすでに販売されており、ハイエンドのHD5970からローエンドのHD5450までがすでに出揃った状態です。一方のNVIDIAは、ハイエンドのGTX480/GTX470と、ハイミドルのGTX465しか出ていません。でも、AMDを購入するならばもう十分出揃った時期だろうと思います。

ポイント6 BD対応光学ドライブ
ブルーレイ、ブルーレイと騒がれていますがいよいよPCでもBDが身近になってきました。読み込み対応のBD-ROMドライブが6000円-、書込みにも対応したモデルでも1万円台前半から手に入ります。地デジやハイビジョンサイズの動画もらくらく入るほか、高画質化が進むデジタルカメラの画像のバックアップ先としても最適です。

ポイント7 80plus認証電源
電気の変換効率がよく、環境にも家計にもやさしい80plus認証電源は、現在の自作PCでの主流となっています。価格も、7-8000円程度かあり低価格化も進んできました。もちろん80plus認証電源は、品質もまあまあなので買って損はしないでしょう。将来のことを考えると、600Wクラス以上の電源がお勧めです。静音性に優れた電源もあります。そういうものだと、パソコンを気持ちよく使うことができてオススメです。

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