はじめてのUbuntu講座
UbuntuとはLinuxの1ディストリビューションであり、Linuxのなかで1番利用者が多い。その理由はなんと言ってもGUIで簡単に操作できるからである。ほかのディストリビューションでもGUI操作はできるが、これが1番使いやすくカスタマイズ性に富む。そのため初心者でも使いやすく、またたくさんの利用者がいるためにガイドブックもたくさん出されている。わたしも実際にUbuntuを使用しているが、CD1枚に収まる軽量OSで起動も早い。実際の様子を見ていただきたい。
これはカスタマイズしてあってデフォルトの状態ではないが、このようにWindows風のタスクバーにすることも可能だ。それではUbuntuをさまざまな面から見て解説する。
1 デスクトップ
UbuntuのデスクトップはGNOMEによってできている。Ubuntuのデスクトップは改造しだいでWindows風にもMac風にも化けるため面白い。UbuntuのデスクトップにはWindows同様にガジェットをつけたり、壁紙を変更したりもできる。Ubuntuの迫力ある3Dデスクトップはアエログラスよりもすごい。Ubuntuにはタスクバーを画面いっぱいまで増殖させることが可能。またタスクバーそのものにも小さなガジェットをつけることができる。
2 ソフトウェア
Ubuntuではさまざまなアプリケーションが使える。まず、標準で入っているものとしてテキストエディターや電卓などのWindowsにも入っているアプリケーションやWindowsでも人気のFirefoxやOpenOffice.orgなどから高機能な画像編集ソフトGIMPなどがある。ゲームもはじめから17種類も入っておりちょっとした暇つぶしにちょうどいい。Ubuntuではアプリケーションを追加する際には専用のメニューから追加するのでWindowsよりも簡単かつ手軽にできる。追加で使用できるアプリケーションにはドロー系画像ソフトInkScapeや高機能メディアプレーヤーVLCメディアプレーヤーなどがある。さらに、Wineというソフトを利用することによってWindowsのDLLやAPIでWindows向けアプリケーションを利用できる。私がそのソフトで動作することを確認した物を下の表にまとめてます。
ソフト名 | 動作状態 |
---|---|
ソリティア | ヘルプが落ちる |
スパイダソリティア | ほぼ完璧 |
ペイント | 日本語が入力できない |
FFFTP | ファイルの転送は確認 |
Pixia | お、遅い |
JuneStyle | インスコ時に文字化け |
WMP10 | まあ、大丈夫 |
メモリークリーナー | 重いお・・・ |
3 周辺機器
Ubuntuでは外部ストレージとして、USBメモリーや外付けHDDはもちろんのこと、FDやDVDなどもつかえる。また、一部の機種ではMOなどのメディアも対応する。プリンターはHPのものなら安心。無線LANなどもつかえる。WEBカメラもOK。スキャナなどやタブレットなどの必要になることのある機器も大体使えます。ペンタブはワコムのものなら特に安定して動くとの情報をいただきました。ありがとうございます。
このように、UbuntuはWindowsの代わりを十分にこなせるだけの機能を備えていることがわかる。お使いのマシンをWindowsとのデュアルブートにしてみてはいかがだろうか?ただしMBRが破損する場合があるのであらかじめディスクを用意して置いてください。また起動しなくなっても責任取れませんw。補足として説明するが、UbuntuはUSBメモリーにインストールすることができるので、PC環境の持ち運びができる。