パソコン用語辞典(パーツ編)

CPU
正式名称をセントラルプロセッシングユニットといい、日本語では中央演算処理装置になります。コンピューターで作業する場合のもっとも中心となる部分で、ここの性能がパソコンの性能に直結します。Intelという会社とAMDという会社の2社がシェアのほとんどを占めています。現在では、同時に複数の処理ができるマルチコアと呼ばれるものが主流になり、IntelはCoreiシリーズが主力であり、AMDはPhenomUシリーズが主力です。

マザーボード
M/Bなどと表記される場合もある。CPUなどのパーツを取り付ける、一番重要なボード。ここにパーツを取り付けることで、パソコンとして機能する。最近ではマザーボードにグラフィックやサウンド、LANなどのオンボード機能が豊富に組み込まれているが、その性能は専用のボードと比べるとあまりよくない。サイズにいくつかの規格がある。

メモリ
主記憶装置、RAMともあらわされる。作業を行っているデータを一時的に置いておく場所であり、電源を切ったらRAMに記憶してある内容はすべて消える。DDRというタイプのメモリが主流で、その中でもDDR2やDDR3などがある。現在の主流はDDR2-SDRAMだが、徐々にDDR3-SDRAMにシフトしつつある。同じ規格のメモリでも、デスクトップ用とノート用があるため注意。メモリの容量はCPUと同じく作業のスピードに直結するため、XPなら1GB・Vista/7なら2GBはあったほうがよい。

ハードディスク
HDDとも表記される。自分で作ったデータやネットからダウンロードしたデータなどを長期間にわたり保存しておく場所。そのためメモリと違い、電源を切っても内容が消えないがメモリと比べて書き込み速度が遅い。マザーボードとをつなぐケーブルにはSATAとIDE(UltraATA)の2種類があり、現在ではSATAが主流。デスクトップ用の3.5インチとノート用の2.5インチがある。また極小PCに使われる1.8インチのサイズのものもある。ハードディスクには回転数というものがあり、回転数が多いほど速い。ただし、回転数が上がれば上がるほど発熱や騒音も多くなるので注意。7200回転と5400回転のものが主流だがサーバー向けの10000回転や15000回転などもある。

SSD
ソリッドステートドライブの略。HDDと同じように、データを長期的に記憶できる。ハードディスクと違う点は、速度が非常に高速だという点と騒音・発熱がほとんどないという点である。そのためパソコンについているハードディスクをSSDに付け替えると、非常にパソコンが高速で動くようになる。良いことだらけだが、価格が非常に高い。2テラバイトのハードディスクが15000円以内で買えるのだが、SSDでは64GBのもの程度しか買えない。

GPU
グラフィックプロセッシングユニットの略で、パソコンの本体で処理したことをディスプレイに出力する作業を担当しています。マザーボードに内蔵されているオンボードグラフィックと、外付けの拡張カードであるグラフィックボードの2タイプに分かれていて一般的に後者のほうが高性能です。GPUではCPUが動画の再生処理をしきれないときに、動画の再生を支援する動画再生支援機能がついているものもあります。またゲームをする際や、画像の処理をする際にもGPUが重要です。

グラフィックボード
GPUの処理を、外付けの(といってもマザーボードに接続しケースの中に納まる)専用ボードにさせるこ
とで、高性能な処理をさせる外付けのボードです。GeForceとRADEONの2つがあり、この2つでグラフィッ
クボードのシェアのほとんどを占めます。PCI Express x16という規格でマザーボードと接続するものが
ほとんどですが、昔のものにはAGPx8という規格で接続するものもあるため古いパソコンを使っている人
は注意が必要です。グラフィックの処理能力を様々な処理にあてる技術「GPGPU」というものがあり、そ
れに対応しているソフトを使えばパソコンの処理能力が上がります。

光学ドライブ
ODD(オプティカルディスクドライブ)とも表記されます。DVDやCDを再生したり、作成したりするために必要です。現在ではDVDとCDの全規格に対応するDVDスーパーマルチドライブが主流です。ブルーレイが扱えるドライブは、再生しかできないものでも8000円前後で書き込みも可能なものとなると15000円程度するのであまり一般的ではありません。書き込みをするためのライティングソフトと呼ばれるものが書き込みには必要で、Neroというソフトなどが主流です。なおWindows7からは、標準のライティング機能が大幅に強化されたためライティングソフトを使わなくても十分だと思う。

FDD
フロッピーディスクドライブ。最近では搭載されている機種はあまりみかけなくなった。

カードリーダー
デジカメのメモリーカードを読み書きするためのもの。デジカメを持っている場合にはできればついているほうが望ましい。外付けタイプのものが主流。デジカメはほとんどがSDカードという規格のもので、カードリーダ-もほとんどがSDカードに対応しているのでほぼどれを買っても問題ないだろう。

電源ユニット
家庭に来ている交流電源を直流に変換するためのもの。電源の容量というものがあり、これが足りないと突然パソコンの電源が落ちたりと動作が不安定になる。一般的に高性能なパソコンほど消費電力が高いので大容量の電源ユニットが必要になる。電源の変換効率が80パーセント以上の電源には80plusという認証(テスト)にとおれば、80plus認証電源として高品質だと認められる。

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